1911年に創業し、防塵用眼鏡を主として製造していた山本光学(旧・山本眼鏡レンズ製作所)は、1972年、石津謙介氏率いるヴァンジャケット(VAN)と共同で、オリジナルアイウェアブランド「EYEVAN(アイヴァン)」を設立しました。企画・デザイン・製造のすべてを日本で行い、世界に向けて発信するドメスティックアイウエアブランドとして確固たる地位を築いたEYEVANは、当時の若い世代から圧倒的な支持を獲得し、1985年には、アメリカ・アナハイムで行われたオプティックフェアウエストで世界進出を果たすまでに成長。その完成されたデザインと品質から、NYタイムズにも取り上げられ、マドンナをはじめとするセレブを顧客に持つなど順調に海外進出を果たしました。それまで視力矯正の道具でしかなかった眼鏡を、「着るメガネ」というコンセプトで、洋服のようにTPOを打ち出した事は当時では画期的な事でした。また、商品だけでなく、スタイリッシュなブランドブックや遊び心溢れるノベルティ、テレビCMなどの斬新なプロモーションも大きな反響を呼び、日本の高い技術力と共に世界中から注目を集めるようになったのです。その後、一時期の休止期間を経て、2013年5月に「EYEVAN 7285」として復活。国内外の厳選された眼鏡店、ファッションブティックでコレクションを展開し、ファッション通からも高い評価を受けています。ちなみに新ブランド名の7285はブランド設立の1972年、アメリカに進出した1985年に由来しています。

 

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