皆さん、こんにちは。G.B.Gafas KYOTOの岡田です。
先週に引き続き、先日開催された各ブランドの展示会の様子をリポートさせていただきます。
お付き合いの程、よろしくお願いいたします。
YELLOWS PLUS
まず驚いたのは、今シーズンの型数の多さです。昨年の倍以上のバリエーション‼
たくさんのモデルを発表できるのは、ブランドの力の証です。
以前より、ヨーロッパを中心に世界的な評価を獲得していることはお伝えしてきましたが、その地位は確固たるものになっているようです。
今回のコレクションも、イエローズプラスらしく「様式美の継承」や「普遍的な美しさの追及」と言ったテーマは変わりません。
ゆえに一見すると非常にオーセンティックなモデルが揃っています。
しかしながら、同じ様なことを繰り返しているわけでは無いのです。
さり気なくて取り入れやすいアイテムでありながら、新しい提案がある。それが、このブランドの魅力でもあります。
例えば、こちら。
リムレスフレームです。
レンズに穴をあけて枠に固定する構造で1930~40年代に誕生しました。
近いところですと25年位前に日本で大流行しましたね。
繊細なデザインを好む北欧のバイヤーに受は上々だったそうです。
ラウンドやパント(ボストン型)などの丸型眼鏡はトレンドのど真ん中ですが、そこにオーバル(縦幅を少し抑えた楕円型)が、久ぶりに加わりました。こちらは各国のバイヤーがこぞってオーダーしたそうです。
ARUMAMIKA
イエローズプラスと同じギャラリーで、独創的なコレクションを不定期で発表しているアルマミカの新作を見ることができました。
画像ではわかりにくいですが、大き目のラウンドフレームの内側にもう一つの枠が入っています。
デザイナーの今村さんは多くを語りませんが、「空間の中にもう一つ空間を入れてみました。」とのこと。
CUTLER AND GLOSS
往年のアイウェアファンには特別な存在となっている英国のカトラー&グロス。
ファッションを眼鏡の世界に持ち込んだ草分け的存在として、現在も輝きを放っています。
特にボリューム感のあるセルフレームは、このブランドの代名詞です。
シンプルに見えつつも、他にはないと思わせる計算されたシルエットが格好いいですね。
SPEC ESPACE
アイウェア同展示会「COME」に出展していたスペックスパス。
丁番を無くし、フレームのフィット感を大幅に高めた構造とスタイリッシュなデザインで根強いファンが多いブランドです。
近年流行しているクラシック路線のデザインとは、一線を画したコレクションですね。
今回、特に目に留まったのはこのモデル。
スポーツをこれまで以上に意識した今作は、ホールド力が強く、特殊樹脂を使用することで更なる軽量化が図られています。
BCPC KIDS
こちらも「COME」に出展。既存の子供用眼鏡に満足できないという方々の気持を汲み取り、大人用の洒落た眼鏡をベースに子供仕様にデザインした「ベセペセ キッズ」です。
人気の高いパント(ボストン)のセルフレームです。お子様の鼻にフィットしやすいように調整のしやすいパットが取り付けられています。
MASAHIRO MARUYAMA
毎度、異彩を放っているマサヒロ・マルヤマ。
壊れた眼鏡の再構築、フレームの一部が消えている等々、ここでしか見ることのできないコンセプトのアイウェアをつくり続けています。
なにぶん生産数が少ないだけに、まとまった入荷ができないのが玉に瑕ですね。
今季は人気の2sideシリーズに新作が登場。
フリーハンドで描かれたような左右非対称のラインが儚げで、「未完成のアート作品」というこのブランドのコンセプトが見事に表現されています。
ちなみにシルバーマットのカラーは、鉄粉を吹き付けることで通常よりも表面がラフに仕上がっており、国内一社のみができる加工だそうです。
これで、2018SSの展示会リポートは終了です。
もちろん、紹介できなかったブランドもございます。
入荷情報は各店のSNSでお知らせいたします。
(*取扱い・入荷商品は各店によって異なります。)
<G.B.Gafas KYOTO店長 岡田>
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