上質の様式美 “YELLOWS PLUS”

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 03

February.

2016.

こんにちは。渋谷店の漆畑です。

 

いつもG.B.Gブログを読んでいただいている眼鏡ジャンキーな方々はもちろん、そこまでではなくても眼鏡好きという方の間でもイエローズプラス(以下YP)の名前はずいぶん浸透してきました。

 

フランスを中心としたヨーロッパでも今YPが熱いということも周知かもしれませんが、事実海外の展示会に行くといつもYPブースにバイヤーが群がっています。

 

近年ではアジアでも著名人がYPを掛けていることが広まり、訪日の目的にYPの眼鏡を求めて来られる方もとても多くなっています。

 

デビュー前から応援してきたG.B.Gとしてはこの躍進に感慨もひとしおです。

 

YPのデザインコンセプトを端的に表すキーワードがオフィシャルサイトにあります。

 

“上質の様式美”

 

なんとなくニュアンスは伝わってくると思うのですが、様式美とは何でしょうか。

 

あるサイトによれば、様式美とは“様式化されたものが作り出す美しさ”で、様式化とは事物を単純化・類型化しながら表現に様式上の特性を与えること。つまり共通する独特の表現スタイルを作り上げること。そうして作り上げられた独特のスタイルが作り出す美しさとありました。

 

日本の様式美で言えば、歌舞伎や能の所作、横綱の土俵入りなど、流派によって決められた作法を守り表現する美しさなどが挙げられます。

 

これを踏まえ、あらためてこのキャッチコピーを反芻してみると山岸さんのデザインに対するスタンスがより深く理解できます。

 

いつの時代も美しいと今に受け継がれてきたカタチにはある種のルールがあって、それを継承しつつ自分の表現を加えていくという継承者としてのスタンスに、とても謙虚で真摯なスピリットを感じます。

 

様式美を知るということはアーカイブデザインへの造詣とも無関係ではないでしょう。

 

脈々と受け継がれてきた美しい形もそのルーツを知らなければ継承もままなりません。

 

眼鏡に限らず定番として今も人々に支持されるもの、ラコステのポロシャツ、オールスターのスニーカー、リーバイスの501、バブアーのビューフォート&ビデイルなどなど、おもしろいのはこのような名作名品の数々もその時代時代の気分やトレンドに合わせて微妙にサイジングやディテールが違っていることです。

 

山岸さんの感覚にもそのようなところがあるのではないかと思います。

 

最近のYPコレクションには過去に発表されたモデルを微妙にアレンジしたものがたびたび見られます。これはその時々で決定してきたラインを見つめ直しているという証です。あのときはこのラインがベストだったけど、今はこうかなというような。もしかするとデザイナーとしてあとに残していくモノへの責任感からなのかもしれません。

 

このような眼鏡デザインに対する求道者的な姿勢が海外でも共感を得ている理由なのかもしれませんね。

 

G.B.G各店では今月からYPをいつにも増して大プッシュしたフェイスを作っております。

 

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素敵なビジュアルもできました。

永く愛用できる良質眼鏡の筆頭としてG.B.G太鼓判ブランドです。

 

(プレス漆畑)

 

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