パリは燃えているか!

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September.

2013.

こんにちは、デコラ大阪の小林です。

このブログがアップされる頃、私達はパリにいます。

前回のブログでもお伝えしましたが、少しずつ涼しくなってきたこの季節、眼鏡業界ではパリで開催される『Silmo(シルモ)』を皮切りに、東京での『IOFT』など世界各国で行われる眼鏡展示会が、一年で最も熱く盛り上がる季節となります。そして、その展示会の中でも、特にパリSilmoは出展ブランドが豊富で充実し、レベルの高いインターナショナルアイウェアエキシビジョンなのです。

 

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そして、今回も春のニューヨークでの『VISION EXPO NEW YORK』同様に我社の”御大”と共にパリへと足を運びます。

「ところで御大は今回のシルモで何回目なのですか?」

「思えば最初に行ったのが20年ほど前だな。」

「歳をとるわけですね。(笑)」

「何か言ったか?」

「いえ、何も…。」

昔のシルモはアジア人バイヤーが少なく、欧州と北米の人々ばかりで、その雰囲気がとても魅力的だったのと、海外展示会ならではの買い付けが出来ました。

 

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※90年代のシルモ展示会場

しかし、90年代後半から日本、韓国のバイヤー、小売店、そして、00年代からは中国のメーカーなど、近年ではすっかり国際色豊かになり、シルモで発表される眼鏡のほとんどが日本へも輸出され、国内の展示会で買い付けをすることも可能になりました。ですが、ブランドの持つ空気感、作り手の想い、そして、眼鏡が完成するまでのプロセスなどの、私たちが拘る深いディテールは現地に行かないと感じ取る事は出来ず、本当の意味での良い買い付けはできません。

私たちグラッシーズグループは、こうした自分達自身で海外へ出向き、現地で判断し、自信を持ってお客様へご紹介する”買い付け”を創業以来から大切にしています。

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※約20年前の30歳代の御大(左)と初代G.B.Gafas店長   竹内里史氏  現.ショットブレーン代表(右)です

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※創業当時のG.B.Gafas(旧南船場店)

そして、アメリカントラッドから、少しずつヨーロッパへの広がりも見せ始めているファッショントレンドの流れが、眼鏡のデザインにどう影響を与え始めているのかを把握するのと、そろそろ古株となってきたヨーロッパの重鎮達に混じって、新進気鋭の若手ブランド達も多く名を連ね始めている様子。それらのまだ見ぬ新鮮なアイウェアを皆様に紹介出来るのではないかと思うと胸が高鳴ります。

今回も帰国後に展示会の状況、パリ視察などなど、様々な報告が出来るのではないかと思いますので、お楽しみを。

(decora OSAKA店長 小林)