こんにちは、デコラ大阪の小林です。
出発前のブログタイトル「パリは燃えているか!」の通りに、パリは燃え盛っておりました!私たちが行く前の週は、かなり寒く少し厚手のアウターが必要なくらいだったそうですが、着いた初日から夏のようでTシャツで十分でした。
燃えていたのはもちろん気候だけではなく、旅の目的「Silmo(シルモ)」の会場も熱く盛り上がっておりました。
私たちは、まだ展示ブース設営の仕上げが完了していないところもチラホラ見られる初日の朝一番から、パリ・ノール・ヴィルパント見本市会場に足を運びました。
会場は大きく3つに分かれており、光学機器・レンズエリア、世界的な量販眼鏡等のエリア、そして私たちがメインに立ち寄るトレンドアイウェアのエリアです。
まずはトレンドエリアを一回りし、エリアの様子を視察。前評判以上にここ数年注目度アップして来ている中堅、若手の勢いは目を見張るものがありました。クラシックトレンドの後押しもあり、米国のBARTON PERREIRA、DITA、MOSCOTなどを筆頭に古株ブランドを隅へ追いやる勢いでした。
会場の視察を終えると次は商談です。一回りして気になったブランドのブースを一つ一つ回り、実際の商品を吟味していきます。今回は特に、ここ最近スタートしたばかりの若手ブランドが多く出展していました。残念ながらイメージ先行で、まだまだデザイン力、クオリティーが不十分なブランドも多く見られセレクトには至りませんでしたが、まだまだ若手。これからどう変化していくかが今から楽しみです。
その中でも、光るブランドはもちろんあり、今回decoraには新規ブランド、G.B.Gafasには数年ぶりのブランドが入荷します。
まずdecoraにはオランダの「Suzy Glam(スージーグラム)」。
今回の『Silmo』にファーストコレクションを発表したオランダのブランドです。ブランドを手がけるのは、スイスのコンテンポラリージュエリーデザイナーであり、オプティシャンでもあるという、マルチな才能を持つスザンヌ・クレム女史と元MYKITAのオランダセールスレップをしていたエティエンヌ・フレデリクス氏。
3Dグラフック技術とハンドメイドでの成形を繰り返すことで理想のフォルムとフィット感を追求したデザインとなっています。単純な「レトロ」を超えたフレーム自体のモノとしての美しさもさることながら、顔に収まった時の美しさも必見です。
G.B.Gafasにはオーストラリアの「SUNDAY SOMEWHERE」。
こちらは新規では無く2010年にブランドが立ち上げられてから、久々の入荷となります。海外での活躍は目覚ましく、オーストラリアはもちろん、アメリカ、ヨーロッパ、カナダなどでも支持を得ています。よりブラッシュアップされたデザインだけでなく、ヒンジはドイツ製、フレームはイタリア、サングラスレンズはインテルカストなどなど、デザイナーのデイブ・アリソン氏のこだわりを是非共有していただきたい。
そして会場での買い付けを終えてからはパリ視察、眼鏡店での情報収集をするべく今回の拠点オペラ座界隈から徒歩でビスポーク専門の老舗眼鏡店や、多店舗展開の眼鏡店、当社と交流のある新進気鋭の人気セレクトアイウェアショップをのぞきながら「マレ」へ。
モードファッション発信地のアイウェア事情の今を体感してきました。
Silmo会場でも感じた事ですが、パリでもクラシックアイウェア勢いは凄いです!会場での米国勢の勢いはそのまま街のセレクト眼鏡店にも現れており、そこに新進気鋭のヨーロッパ若手ブランドがそれぞれのショップの個性を演出している様が印象的でした。
もちろん日本勢も頑張っています。「YELLOWS PLUS」は着実にパリジャンの支持を獲得していっていました。
視察の帰りには、偶然にも金曜の夜の名物「Paris roller」を見る事もできました。最初は何事か!?とびっくりしましたが、車道を交通止めにして数えきれない程の人がローラーブレードで勢い良く、流れる川ごとく滑走するイベント。夜は上級者向けらしく恐ろしいスピード…。日本ではまずありえない光景に圧倒されました…。
買い付けをした商品は入荷次第またお知らせ致しますので、お楽しみに。
(decora OSAKA店長 小林)