Everyone is talking about NYC.

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March.

2013.

「御大!いざニューヨークへ参りましょう。」

「どうしてだ?小林、WBCの野球はサンフランシスコだぞ…」

こんにちは。今日はデコラ大阪の小林が Gafas のブログにおじゃましています。
意味不明なやり取りから始まった今回のブログですが、実は…

我社の御大が20年前より10年間ほどは毎年、足を運んでおりましたVISION EXPO NEW YORK(ビジョンエキスポニューヨーク)へ久しぶりに行ってきます!今年の開催は3月15日から。わたくし小林も同行いたします。

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近年、ニューヨークから派生するモダナイズされたトラッドやカントリー傾向のアパレルムーブメントは、アイウェア業界にも影響を与えています。ひと昔前の90〜05年代はフランスのアランミクリ、ベルギーのテオに代表される欧州のハウスブランドが世界的な人気を博していた影響もあり、世界中のバイヤー達が集まるインターナショナルエキシビションと言えば、春のミラノで開催されるMIDO(ミド)と、秋のパリで盛り上がるSILMO(シルモ)がスケールもクオリティも抜きん出ていました。

特に極東(日本、韓国、台湾)のバイヤーや眼鏡屋には、SILMOが一番の人気がありました。一方、ニューヨークで開催されるVISION EXPO NEW YORKは春先の時期でMIDOと日程が近い事もあり、ミラノへ行けば事足りるとの感覚があったのです。

しかし先程述べたようにファッションの風向きが変化したことで、ミラノよりもニューヨークの方が世界の目ざといバイヤー達にはホットスポットとなってきているのです。

60年代米国のカウンターカルチャーにおいて異彩を放ったビート・ジェネレーションの作家達が愛用した黒縁眼鏡や、アメトラやプレッピーを連想させるアングロサクソン系の雰囲気がプンプン漂うメタル眼鏡も、ルーツをたどればMade in USAなのです。

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その旧米国3大眼鏡メーカーによるMade in USAのクラッシックアイウェアを元ネタに、現代の若いクリエーター達が新しい感覚で消化し、独自のフィルターより再構築したネオクラッシック眼鏡が登場し、それが昨今のアパレルの動向とフィットしたことが要因だと考えられています。

また展示会仕入れだけでなく、マンハッタンから出てブルックリンなどに登場しているセレクトショップ系の世代交代した眼鏡クリエーター達と交流するのも今回の大きな目的の一つです。そんな再燃したニューヨークのアイウェア事情とVISION EXPO NEW YORKは、パリのSLMOと並び、今後しばらくは注目していきたいと思っています。それでは御大との珍道中は帰国後に御報告しますので、皆様どうぞお楽しみに…

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「小林、ニューヨーク近郊のロスコーでフライフィッシングしていいか?」

「ダメです。そんなヒマはありません。」

 

(decora OSAKA店長 小林)