30年に渡って様々なアイウェアをセレクトしている当社にとって世界の一流アイウェアブランドの生産を担う福井県の鯖江は、とても大切な場所です。そこには、永きに渡って受け継がれてきた眼鏡作りの伝統が息づいています。
しかし、そんな中にも失われようとしているものがあるのです。今回は、いまや失われつつある伝統的な技法や素材を用いて一本の眼鏡を作る、そんなブランド『MAL-マル–』をご紹介します。
手しごとから生まれる眼鏡。
眼鏡の生産が鯖江ではじまって以来、ずっと作り続けられているシンプルなかたち。
まるい眼鏡。
『MAL』のフレームは、現在では希少となった”サンプラチナ”と呼ばれる金属を使用しています。このサンプラチナとは、1930年に日本で開発されたニッケルや銀を含む白金色合金です。優れた耐食性を持ち、表面にメッキを施さなくても磨くことで無垢なまま金属自体の輝きが衰えません。長年使用しても変色が少なく、経年劣化しにくいと言われています。
また、加工しやすい素材でありながら強度も高く、眼鏡には最適の金属と言えます。その特徴ゆえに、極めて線の細いフォルムを可能とし、メッキなどの装飾が不要な素材自体の輝きによって、古びないシンプルなスタイルと顔の表情の軽やかさを演出してくれます。
身体との高い親和性を持つと言われ、歯科材料をはじめとして、眼鏡フレームにも多く用いられ、その美しい白金色の輝きから長らく高級素材として人気を博しました。
“Models”
【Furiko】
（フレーム価格 ￥35,200〜）
サドルブリッジ（一山）フレームのブリッジパーツが可動することで様々な鼻形状に合いやすい“ふりこ式”を採用した新作が登場。クラシカルなモデルに違和感なく溶け込んだ機構で、フィット感が向上しています。
【Round】
（フレーム価格 ￥29,700〜）
知的で柔和な雰囲気を与えてくれる、ラウンドフレーム。古くから老若男女問わず多くの方に愛され続けている丸いレンズシェイプは、まさにタイムレスな眼鏡。サンプラチナの優しい輝きに加え、洗練されたミニマルなデザインをお楽しみください。
【Two bridge】
（フレーム価格 ￥30,800〜）
左右のレンズを2本のブリッジで繋げたフレームは、よりクラシックな雰囲気が際立つ眼鏡。ほどよい大きさで滑らかなレンズシェイプ、そして華奢なフレームラインは顔なじみが良く、さりげない個性が光ります。
【Boston】
（フレーム価格 ￥29,700〜）
クラシカルなボストンシェイプは幅広い世代から人気が高く、今やスタンダードな眼鏡。ビジネスシーンからカジュアルシーンまで様々な場面で活躍する、日常に寄り添うようなフレームを『MAL』なりの解釈でよりオールラウンドなデザインに落とし込みました。
『MAL』の眼鏡は、小さな工場でひとつひとつ丁寧に作られています。その洗練されたデザインとサンプラチナの柔らかい光沢が特徴です。
この眼鏡は、無駄の少ない材料、省エネルギー、少量生産というエシカルな方法で作られています。この昔ながらの製法は、持続可能な未来のためにとても重要です。私たちの生活に欠かせないこの技術は、次の世代にもしっかりと受け継がれていくことでしょう。『MAL』の眼鏡は、そんな未来を見据えた選択です。
＊取り扱いモデルは店舗により異なります。詳細は、各店舗に直接お問い合わせください。
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