皆さん、こんにちは。いつもG.B.Gafasブログをご覧いただき、ありがとうございます。
8月も終わりにさしかかりましたが、初旬ほどの猛威はないとはいえ、厳しい暑さが続きそうです。体力を奪われないようにお互い気をつけましょう。
さて、オーストリア人アーティスト ラウル・ハスペルが発表した「Schweigeminute(1分間の沈黙)」という曲が話題になっているようです。何を隠そうこの楽曲、1分間無音なんですね。さらに驚くことには発売前にもかかわらず、iTunes同国版の1位になったそうです。
音のない曲自体はとりわけ珍しいものではありません。まず、思い浮かぶのはジョン・ケージの「4分33秒」。前衛的な作風で知られる彼が無音室に入ったときに感じた音(例えば血管を流れる血の音)に感銘を受け、全ての楽章に休止と記された「4分33秒」を作曲しました。つまり、音と人間が切っても切り離せない存在であることを表現したものなんですね。
今回の発表された「1分間の沈黙」はちょっと趣が違います。この曲は欧州各国の難民待遇への抗議として制作されました。私が注目したいのは、つくられた曲がメッセージソングではなく、沈黙であったことです。現代は物事が雄弁に語られる時代だと思います。ネットには個人の意見や心情の吐露が溢れ、気がつけば多くの情報が私達を取り囲むようになりました。そんな時代だからこそ、沈黙は多くの人の心を捉えたのではないでしょうか。
今回、ご紹介するアイウェアブランド「ARUMAMIKA-アルマミカ-」は多くを語らないブランドです。不定期にしか発表されず、HPはありません。デザイナーである今村さんもコレクションを紹介する際、自らは最低限の説明をするのみです。もちろん、デザイン性や品質の高さがあったうえでなのですが、アルマミカの静かな佇まいには心が動かされてしまいます。
ARUMAMIKA FIRTREE ¥37,800(税込)
(G.B.Gafas KYOTO店長 岡田)
結構新作入荷してます!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓